『 タランテラ 』モシュコフスキー の魅力と弾き方のコツ
リズミカルで軽快な早弾きが要求されるダンス曲
8分の6拍子で構成される楽曲で『 タランテラ = 早弾き 』と想像してもよいと思います。
タランテラは南イタリア起源とする情熱的な舞曲で 2拍子の軽快なリズムが特徴です。
ピアノを学ぶ者にとってブルグミュラーやプロコフィエフのタランテラは有名ですね。
今回 教室コンサートで小2 の K ちゃんがちょっぴり難しいテクニックも要求される中級レベルの作品にチャレンジしました。
モシュコフスキー『 タランテラ 』弾き方のコツ
♪ 曲の冒頭から両手を差し替えながら連打が続きます。
音量や音色に極めて気を配る大事な部分で音が凸凹しないように弾けるようになるまで かなりの弾き込みが必要です。
それでも気が緩むと音の統一感がなくなり、弾く度に気を抜けない難しい箇所だと思います。
♪ 左手が 3連符のように動く箇所では伴奏としての音のつながりが要求されます。
高速ながら一つのラインのようなメロディーを引き立てる滑らかさが必要です。
音が転ばないよう左手練習をしましょう。

♪ 楽曲の半ばで d-moll から D-Dur に転調します。
正にタランテラの特徴的な タッ タ、タッ タ というリズムが続きます。
三連符の真ん中が欠けた『 シャフルビート 』になりますが、身体がリズムに乗れないと上手く弾きこなせません。
先ずは焦らず聴くことから始めてみましょう。
♪ エンディングは終始 ff でまくし立てるように一気にもっていきます。
力任せにならないように上手に身体をつかって弾きましょう。
最後の 2小節は『 sffz = スフォルツァンディッシモ 』というあまり見慣れない強弱記号がついています 😲
『 sfz = スフォルツァンド / その音を強調して弾きます 』は よく目にしますね。
『 ff = フォルティッシモ 』に s がついているのですから最上級! と思って下さい。
しっかり構えて自重をかけるように持っていかないとなかなか理想的な音は出せません。
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小2 2nd grade, 『 Tarentelle 』Moszkowski (^^♪
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大阪府四條畷市のスウォナーレピアノ教室 ♪
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